生きていく中で大切なものはたくさんありますが、一番大切なのは健康です。
健康な体を維持することで、仕事や学校、プライベートを充実させることができるからです。
人間の体には臓器や器官がありますが、中でも腎臓が体の中の血液中の老廃物をろ過して体の外に排出する役割を持っており、水分と電解質のバランスを維持したり、血液中の酸性やアルカリ性を調節しています。
この機能が不完全になることで体に多くの悪影響を与えてしまいます。
あらゆる病気の中でも完治が難しいといわれている腎不全治療について、病院に勤めている友人に話を聞いてみました。
腎臓の不調はどこで分かる?
腎臓は様々な臓器の中でも不調が現れにくいといわれており、症状を感じた時にはすでに病気になっていることが多い器官でもあります。
しかしながら、普段から自分の健康を意識することでちょっとした変化にも敏感に反応することができるでしょう。
腎臓が不調の場合に起こる体の変化として尿の色が変化することがあります。
尿の色が濁って泡立つことが多くなったり、血尿が出てくるのです。
一般的な尿は、体の中に摂取したものにもよりますが、透明な色をしています。
他にも、まぶたがはれぼったくなり、靴下のをはいた跡が消えにくかったりとするむくみの症状が出ることや一日を通して頻繁にトイレに行くようになります。
トイレの回数に関して言えば、季節にもよりますが一日3回から10回までは許容範囲ですが、10回以上トイレに行くようになったら危険なサインととらえるべきです。
このように、いつもとは違う自分自身の体の変化に気が付いたら、いち早く、病院を受診してみるとよいでしょう。
食事から変えていったらしい
腎臓を正常に保つためには食事を見直すことが大切です。
具体的に言えば、エネルギーを十分にとりながら、たんぱく質や塩分の摂取を控えていくこととなります。
体にとって良いたんぱく質である肉や魚、卵や大豆線品、乳製品の摂取は良いのですが、ハムやベーコンなどの市販されている加工食品の摂取は控えたほうがよいでしょう。
レトルト食品もできるだけ避けるべきです。
塩分も過剰に摂取することで腎臓に負担をかけやすいため、調理の際には味付けに工夫を凝らしたり、塩分が多いといわれているたらこやイクラ、干物や燻製、野菜の漬物類はできるだけ食べない方がよいです。
外食を避けて、野菜中心のヘルシーな食事を心がけることで、腎臓への負担を減らすことができます。
また、塩分を排出する作用のある「カリウム」を多く含む食材を摂取することでも防ぐことができ、野菜でいえば、冬瓜やキュウリ、レタスなどで、果物でいえば柿やスイカなどがおすすめです。